最近の入道は熊と戯れてばかりで・・・
殆ど活動しておりません><
現在の熊はLv77・・・ 80になれば西昌でも役にたつのか??
まあ そんな訳で暫くは、放置気味^^ 日記も書くこと無いから放置気味になります。
申し訳ございません・・・
また そのうち頑張り始めるぞ!! そのうち・・・
それよりも最近 右脇腹から背中にかけてチョイチョイ痛む><
激痛ではないから大した事もないだろうが・・・
かなり疲れやすく溜まりやすい、ヤル気もダウン気味・・・
一応 酒は暫くお休みしようと決めたが・・・
女の子が来る飲み会は参加するので、希望者は掲示板によろしく
第9話
『絶望』
「まさかこんな事になるとは・・・」
長い沈黙の中で入道が呟いた。徐寧もうつむいたまま一点を見ている。
それからどれだけの時間が流れただろうか、入道がスッと立ち上がり旅の支度を始めだす。
「入道・・・! まさか天龍城へ行くつもり!!」
徐寧は続けて言った
「やめて、城は混乱しているはず・・・ 今、あなたが行けば・・・」
「ほうってはおけん事態だ!」
そう言って入道は支度を続ける。
「それなら・・・」
「ん? 何だ?」
「それなら、私が行く! そう・・・ 私が行かなければ・・・」
「いや しかし」
徐寧の目は真剣だった、その目に入道は彼女の決意を感じ何も言えなくなった。
「もしどうしてもお前が行くと言うのであれば、ワシの獅子を連れて行け」
「長沙までの道のりであれば、この飛獅子でも何とかなるであろう」
徐寧は支度を整えるとすぐに旅立つ事にした。
「入道! 戻ってきたら・・・」
そこまで言った彼女は言葉を止めると、涙を一粒落とした。
入道は彼女の涙を拭い、そして言った。
「戻ったら結婚しよう」
徐寧は何も言わず飛獅子に飛び乗ると、長沙に向かって走り出した。
飛獅子の上で徐寧は泣いた
嬉しかった・・・
涙が次から次へと流れ落ちる
「必ず帰るから・・・」
彼女の後ろ姿に入道は、何故かもう二度と会えない気がした。
徐寧の言った通り天龍城は大混乱であった。
「まだ見つからんのか!!」
黄将軍の声が城中に響き渡る。
「まだ遺体が見つかっておらんなら、間に合うかもしれん!何としても探しだせ!」
医仙が居なくなった事に気づいた日、彼の部屋へ行くと一通の手紙が置いてあった。
【今日はいつもより正気でいられそうだ。皆には随分迷惑を掛けた。城を守る人間としてこれ以上ここに居る事は難しいだろう・・・ 彼女は私の生き甲斐であって人生だった。
また狂気に襲われ暴れだすかもしれない・・・ 少し疲れた。
静かな所で眠りたい。 今までの愚考を許して欲しい】
彼の、遺書と考えて間違い無いであろう文章がそこに書いてあったのだ。
黄将軍は焦っていた、医仙が姿を消して既に3日が過ぎている、何があろうとも城の重要な人物を失くす訳にはいかない、そして自分の子供の様に育てた彼を失くしたくない!そんな思いからだろう。
「間に合ってくれ・・・」
黄将軍は祈るように呟いた。
「後少しで長沙だっ」
飛獅子のおかげで無事新寧に辿り着いた徐寧は、森の中を一目散に走っている。
すでに日が落ち辺りは薄暗くなっていたが、彼女は休む事無く長沙へ向かった。
闇の中で光る目に気付かずに・・・
「フフッ ついに動きだしたか」
「あれは間違いなく入道の獅子」
「あの獅子では私の白虎にはかなわんだろう」
「入道!お前が悪いのだよ! お前が・・・」
「良い友であったが死んでくれ! 終わりにしよう」
「行けー 白虎!」
徐寧は横に何か白いものを感じた、その瞬間!
「キャーッ」
白虎の体当たりで飛獅子と共に徐寧が宙に舞い上がりそして落ちた。
ドスッと大きな衝撃音が辺りに響く、音の大きさからその衝撃が凄まじい物だとわかる。
「えっ!」
「今の声は!」
倒れた彼女の元へ白虎を引き連れた医仙が顔色を変えて歩み寄った。
「俺は・・・
俺は何て事をしてしまったんだー・・・」
第9話 完
次回 『幸福』