こんばんは
会社のPCから昼にはINしてます。
先日、直ったと思ったら・・・ 次の日にウインドウズが起動せず。
昨日またもやリカバリーしました。
どうもXPのサービスパック2をインストールする時に、おかしくなるようです。
なわけで今日の夜も英雄できるかどうか？？
アップデートもあるんで、新しいPCを早く用意したいなぁと思ってます。
今回のネタは、書き始めたはいいが笑い所を作れなくて・・・
まあ いっか 笑い無しでなんて思っております。申し訳ない
一応、言っとくけど
以前 質問掲示板に小説を書きたいと言ってた、
我輩はカコウエンであるって人は私では無いからね＾＾
第2話
『裏切り（上）』
「諸君、今日は祭りじゃ！喰って飲んで！この二人を祝ってくれ！」
黄将軍の一声で、婚約発表会は開かれた。
天龍城は、二人を祝う群衆であふれかえり、城内のいたる所で花火が打ち上げられた。
人々は、久しぶりの平和な時間と、このめでたい出来事に子供から老人まで歓喜の声を上げた。その声は平武まで届く程の勢いだった。
この日の為にかけつけた侠客達も沢山の料理と酒を前に、本日だけは正邪別れる事無く 語り 歌い 時には腕自慢までしている。
しかし入道だけは、少し離れた所で寂しげな表情を浮かべ一人酒を呷っている。
「友の祝い事じゃ・・・ しかし・・・・・・」
「オイッ！入道」
声を掛けたのは黄将軍だった。
「そんな所に一人で何をしておる！こちらへ来て一緒に飲め！」
「秘峯 医仙に先を越されてすねておるのだろう。お前にも良い嫁を見つけてやるわい！」
入道は何も答えなかった。勿論友の幸せは誰よりも嬉しいが・・・
ただ彼女は似すぎているのだよ・・・
宴は夜が更けるまで続いた。
酒に酔う者
馬に乗って走り回る者
踊りだす者
高い所に登っちゃう者も・・・
秘峯 医仙が気付いた時には、すっかり入道は酔い潰れていた。
周りには数え切れないほどの、酒樽が転がっている。
「こんなに飲んでしょうもないない奴だ」
「オイ！徐寧！ 入道を宿まで送ってやってくれ」
「私はまだ黄将軍達と話しがあるので、そのまま先に帰ってておくれ」
秘峯 医仙がそう言うと徐寧は素直にうなづいた。
「ワシは大丈夫じゃ！ 一人で歩けるわい！」
帰り道 徐寧に手を引かれ歩く入道が言った。
「フフッ ちゃんと宿まで着いてもらわないと私が怒られちゃうのよ」
「フン！勝ってにセイッ！」
二人にそれ以上の会話は無く 宿に着くとすぐ、入道は倒れるように眠ってしまった。
徐寧は子供の様に眠る入道の顔を覗き込むと、しばらくジッと見つめ 何かをあきらめたように深い溜め息をついた。
そして、もう少しだけ座り込んでいたが「ヨシッ！」と声に出し、立ち上がり帰ろうとした。
その時
「華麗愁！」
入道が大きい声を出した。
振り返ると、スヤスヤと眠る入道の顔。
「寝言で彼女の名を呼ぶなんて・・・よっぽど愛していたのね・・・」
そう言って徐寧は宿を後にした。
第二話 完
次回 『裏切り（中）』